柿澤勇人「オペラ歌手をめぐる日本と米韓の違いは…」浅利慶太さんの考察も交えオペラの魅力を紹介
俳優の柿澤勇人(35)が9日、東京・東銀座の東劇で「METライブビューイング2022―23 椿姫」先行上映会のトークイベントに出席した。
米ニューヨークのメトロポリタン歌劇場で上演される公演で、19世紀パリの社交界を舞台にしたジュゼッペ・ヴェルディ作曲の名作オペラを映像化。劇団四季出身の柿澤はオペラの魅力を紹介しながら、師匠の浅利慶太さんがオペラについて語っていたエピソードも披露した。
柿澤は「オペラは声が命。声がずれたりすると観客席からブーイングが起きたり、役を降ろされたりする」と話し、オペラ歌手に日本人の割合が少ない理由もずっと考えていたという。「ひとつは日本人の体のつくり。もうひとつは言語。日本語は母音が5つしかないので体を使わなくても発声できちゃう。韓国語や英語は母音がたくさんあるので体を使わないと発音できない。韓国はアイドルもすごく歌が上手。浅利さんは『体の“鳴り”が違うんだよな』とずっと言っていましたね」と明かした。
中日スポーツ